新しい環境に慣れる為に大切にしたいこと(4) ~水曜日は、女王と化す~
皆さん、自分にそっくりなエイリアンは無事に見つかりましたか?エイリアンと過ごした時間はいかがでしたでしょうか? 楽しかったですか?
さて、今日は、「水曜日の過ごし方」について書いてみたいと思います。
ちなみに、今日は、偶然にも水曜日ですので、「今日の過ごし方」になりますね。さて、まずは、過ごし方のヒントとして下の写真をご覧ください。
皆さん、この左の拳を高らかにあげている人は、どなたかわかりますか? 残念ながら僕ではありません。ロックに詳しい人なら、すぐに答えれると思います。講演会で同じ写真を見せたところ、「マイケル・ジャクソン!」と答える人もいました(ちょっとわかる)。でも、違います。この方はそう、我らのチャンピョン、
フレディ・マーキュリー様でございます!
そうですね、伝説的ロックバンドQUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーさんですね。ご存じでない方は、ウィキペディアをご参照ください。僕も大好きなバンドですが、なぜ、水曜日に、フレディかと言うと、そう、「Mercuryマーキュリー」は、日本語で言うと、「水星」なんですね。水曜日だから、水星、水星だから、マーキュリー…。どうでしょう、皆さん、NHKの伝説的番組「連想ゲーム」みたいですね。
ちなみに、フレディ・マーキュリーさんの本名は別にあるみたいで、マーキュリーは、あとでつけた名前だそうです。しかも、特に、水星とは関係がないみたいですが…(ウンチクでした)。
しかし、水曜日に、なぜフレディがぴったりなのかと言いますと、フレディがどんな人物であるかを考えたためでありました。QUEENのボーカルであるフレディといえば、その圧倒的な歌唱力によって、世界の音楽ファンを虜にしていることはさることながら、もう一つ、彼自身が、ゲイ(同性愛者)であることをカミングアウトしていることで有名なアーティストであります。
名前のQUEENは、「女王」という意味。男性ボーカルなのに、「女王」ということなので、つまりそういうことなんです。そこから、僕は、水曜日の過ごし方のヒントを得ました。
世の中には、フレディのように、同性を性愛の対象にする人はたくさんいらっしゃいます。近年、LGBTに関する話題がメディアでたくさん取り上げられることで、単に、同性を好きになるかどうかといった、単純な問題だけではなく、実に複雑で、多様な性の在り方が存在することがだいぶ知れるようになってきました。
しかし、いまだ社会の中では、そのような、性の在り方に対して、根強い偏見を持っている人がいたり、偏見だけではなく、「そんなものは絶対許さない!」「おかしい!」「病気だ!」といって、その人の、生き方そのものを否定するような言動(場合によっては、国の政策や地方自治のあり方、学校教育なあり方等)も、ちらほら見受けられるのが現実であります。そんな中、自分自身の性の在り方に対して、多くの悩みを抱える人たちはたくさんいらっしゃいます。したがって、フレディのように、世に中に自分のことをカミングアウトすることは、すごい勇気にいることだと改めて思います。
一方で、カミングアウトは、ある種の攻撃の材料としての、自分自身の「弱み」を告げることと理解されることもあろうかと思います。人間だれしも、多かれ少なかれ、自分の「弱み」をカミングアウトすること自体、抵抗感を持ちます。しかし、本題の人間関係の話として、考えると、この「弱み」を人に告げる、ということは、場合によっては、人間関係を発展させるチャンスにもなります。「弱み」を相手に見せることで、相手に対して、安心感を与えたり、また、誠実な印象を与えたり、結果として、その相手から信頼を得たりすることもできます。現に、フレディの飾らないありのままの姿に、人々の心は動かされ、共感しているのではないかと思います。したがって、水曜日の過ごし方は…、
「弱み」を見せて、信頼を得る
ということをオススメします。
振り返ってみると、一週間の過ごし方として、月曜日は、ウソをつきました。つまり、多少、強がって、無理をしています。出来ないことも、とりあえずは、「出来る!」と言っています。火曜日は、楽しくすごしています。
さて、水曜日になると、月曜の気分は次第に落ちつき、火曜日に培った人との交流のおかげで、人間関係は活発になります。しかし、徐々に、月曜日についたウソのつけがまわってくる時期です。
そんな時、水曜日も、月曜日のように、自分と他者にウソをつき続けてはいけません。少しずつ、「あれはウソだった…」と直接言わなくても、「実は…」といって、自分の出来ないことや、苦手なこと、自分にとってネガティブと思われるような「弱み」をちょっとずつ、言えるようになったらベストだと思います。勿論、抵抗感はあります。
しかし、そんな「弱み」を率直に告げる人に対して、攻撃してくるような人は、おそらく少ないと思います。むしろ、先ほどにものべたように、「なんか、コイツは素直なやつだな~」「なんか、いいやつだな」「なーんだ、そんなことか笑」と、その人に対して安心感や、ポジティブな印象を得ると思います。これは、間違いありません。付け加えると、日本社会では、自慢話だけするような人より、ある種の失敗談を多くするような人のほうが好感をもたれやすいですし(※欧米では多少ことなる様子)、彼氏にしたい人も、信頼できる営業マンも、圧倒的に後者のほうに偏るといった事実もあります。
肝心なことは、絶対、水曜日を逃してはいけない、ということです。
月曜日から、「弱み」や、ネガティブをだすと、ご存じのとおり、みんなしんどいから、やっぱりうざがられます。場合によっては、攻撃されます。かといって、週末だと、「なんで!はやくいわんのか!」と怒られてしまいます。だいぶ遅いです。週の真ん中の水曜日が、早すぎず、遅すぎのベストなタイミングなのです。木曜と金曜はもっと他に大事なことがあります(こうご期待)。
皆さん、今日(水曜日)は、自分の弱みを周りの人に少しずつ言っていきましょう。ちょいちょい、自慢話をいれてくるような林先生のような人は嫌われてしまいます。ほんとは出来ないことや、自信のないこと、実は強がって無理していること、人には言えない自分のかわった癖や習慣、コンプレックスや失敗談、なんでもいいです。「弱み」は水曜日に限っては、恥ずかしいことではありません!
そうすることで、人との関係は思いのほかよくなり、信頼を得ることができます。
そして、みなさんも、水曜日にははれて、フレディのように…
女王と化す、ことができます。
そして、ピョンチャン、いや、チャンピョンになれます。
ぜひ試してみてください。
余談ですが、女王のイメージ、女王が支配する世界ってどこか安心感とのつながりがあるような気がします。UKは女王社会。男の王様はいつも力強いけど、どこか不安定な感じ。朝鮮王朝はいつも不安定。そもそも、「女性的」というイメージに安心感がありますね。男女で考えると、オリンピックなんかみると、男性のほうが記録はよくて、女性ということで、それはそれで、ハンデ(弱み)なんですけど、もしかして、「弱み」と「安心感」はなんらかのつながりあるかもしれません。カウンセラーはまずは、「女性的」である必要があるとも思う、今日この頃。
ちなみに、最後に僕の弱みをひとつ…
実は… 自動車免許テスト… 一回おちています。
あと、昔は、好きな人の前では、結構自慢話ばかりしていました。
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